秋田県・十和田湖畔の白鳥から鳥インフルエンザウイルス Hの分離と注意喚起

平成20年4月30日


お知らせ


社団法人 日本養鶏協会
事  務  局

秋田県・十和田湖畔の白鳥から鳥インフルエンザウイルス Hの分離と注意喚起


前略
 既にご承知の通り、秋田県十和田湖畔のへい死又は衰弱した4羽の白鳥から分離された鳥インフルエンザウイルスが強毒型のHである旨が昨日より別紙のとおりテレビニュース及び新聞等で報道されていますので、ご参考までにお知らせ致します。
 なお、現在、韓国においては養鶏農家等で広範にH型の鳥インフルエンザが発生している状況にあり、養鶏関係者は特に以下の点に留意され冷静な対応をされることをお願い致します。

1.白鳥はカモ同様、水禽類であり渡り鳥であることから、秋田県十和田湖近辺のみの問題と限定的に考えてはならないこと。
 平成18年1月~4月のヨーロッパ各地で発生した鳥インフルエンザウイルスHもコブ白鳥が原因とされていること。

2.このため、各地域の養鶏関係者は暫の間、従業員・家族共に渡り鳥等の水禽類の生息地には近づかないこと。特に、へい死の水禽類及び糞には絶対に触れないこと。

3.各鶏舎の外壁等は可能な範囲で金網・ネットの破損部分の補修を行うとともにネズミ対策などにも留意すること。

4.ウイルス感染症においては、感染の成立には一定量以上のウイルス量(感染量)を必要とするため、バイオセキュリティ対策としての隔離に努め、過剰反応はすべきではないこと。このため、消毒・隔離を徹底して実施することとしむやみに外部者を養鶏場内には立ち入らせないこと。

5.万が一、自分又は近隣の養鶏場において急性死等の本病が疑われる事例・情報を確認又は察知した場合には、直ちに最寄りの家畜保健所又は獣医師に通報又は連絡すること。

 注:別添は省略する。
以上


このページの先頭へ

前のページ