レース鳩のニューカッスル病発生について

事 務 連 絡
平成14年6月5日

各都道府県畜産主務課
家畜衛生主任 殿

農林水産省生産局畜産部
衛生課国内防疫班

レース鳩のニューカッスル病発生について


香川県においてレース鳩のニューカッスル病が発生しました。詳細は以下のとおり。


発生場所の概要
 レース鳩 80羽、成鳩 55羽、種鳩 30羽(雄)、32羽(雌)、幼鳩 10羽


発生の経過
 4月1日開催のレースに参加し帰巣した鳩が下痢等の異常を呈し、その後下痢症状が全鳩舎に広がり、10日~15日齢の幼鳩40羽のうち30羽が死亡。生き残った10羽は、発育不良、斜頸等の症状を呈した。5月20日に飼養者から家畜保健衛生所に病性鑑定依頼があり6羽を鑑定殺処分した。HI抗体が16倍(2羽)、32倍(4羽)、組織所見とPCR検査で陽性(6羽)となり、6月4日、ニューカッスル病と診断した。発症した幼鳩にはニューカッスル病ワクチンは末接種であった。


防疫措置

(1) ワクチン接種の徹底と異常鳩の有無の観察強化を指示。
(2) 発生場所の消毒の実施と定期的な消毒の徹底を指示。
(3) 本年度の孵卵中止。
(4) 鳩の移動、放飼及びレース参加の自粛。
(5) 鳩舎への関係者の立入を自粛。
(6) 発生場所から10km以内の養鶏農場19戸に対し異常のないことを確認し、ワクチン接種の徹底、消毒の励行を指導。(周囲の3km以内に養鶏農家無し)
(7) 管内の養鶏農場、種鶏孵化業者及び愛玩鶏飼養者等にワクチン接種の徹底と異常鶏の早期発見と迅速な届出を指導。


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