牛海綿状脳症(BSE)緊急対策へのご御理解とご協力のお願い
平成13年10月18日 |
関連業界代表者 各位 |
社団法人 日本畜産副産物協会 会 長 野 間 嘉 愛 |
牛海綿状脳症(BSE)緊急対策へのご御理解とご協力のお願い |
謹啓 大自然を華やかに彩る紅葉の季節を迎え、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。 「我が日本国に限って、まさか発症しないであろう」と信じていたBSEが千葉県において1頭発症したため、畜産業から産出され、その大部分を飼肥料という成果品にかえて畜産業に還元する、いわゆる畜産残渣リサイクルの輪がたちまち崩壊し、国の貴重な税金を投入して、せっかく製造した動物たん白を焼却するという最悪の事態となり、リサイクルの輪の中心に位置して意義ある社会的使命を達成していた化製業界は、一転してBSE発症の元凶であるかのような集中砲火を浴び、経済的にも精神的にも疲弊し切っております。 本会は、動物たん白の焼却を始めとする一連の措置が「食の安全を確保する」といる命題を達成するための国をあげての対策である以上、小異を捨てて大同につくべきであることに思いを致し、再びこのような不幸な自体を惹起しないためにも国の措置に協力すると共に、前代未聞の苦難を乗り越えて、業界の活性化を図るための努力を傾注しております。 関係各位におかれましても、この現状をご賢察のうえ原料や製品の需給に関して特段のご理解とご協力を賜りたくお願い申し上げます。 |
敬具 |