有精卵、無精卵とも栄養価に差はない
一般にはスーパーマーケット等で売られている卵は、ほとんど無精卵です。最近ではスーパーマーケットやデパートなどでも有精卵が販売されているのが見られます。
本来、有精卵はひなをかえす(孵化)ためにオスとメスを交配して生産された卵です。この有精卵は、ひよこになる力を持っているために無精卵に比べて何か栄養的に優れているのではないかと思われていますが、栄養成分分析ではほとんど差がないと言われています。
なお、有精卵は20℃前後になると、ひなにかえる(孵化)ことは難しいが胚が発育し始めるので、卵の傷みは無精卵より早いです。このため、初夏から夏期の高温時には購入後すぐに冷蔵庫で保存することが必要であります。(37.2~37.6℃の温度を21日間加えるとひなにかえります。)