養鶏危機突破緊急対策についての要請
平成21年2月27日
自由民主党 国会議員 先生
養鶏危機突破緊急対策についての要請
社団法人 日本養鶏協会
会長 中村光夫
[ 公 印 省 略 ]
我が国養鶏産業の振興につきましては、日頃より格別のご支援を賜り厚くお礼申し上げます。
お陰様で我が国の鶏卵産業は世界的にもトップレベルの水準に発展し、国際化が進展している中にあっても尚、95%の鶏卵自給率を維持し国民の食生活に大きく貢献している所であります。
しかしながら、平成18年秋以降に発生した飼料等生産資材の異常な高騰により鶏卵生産者は経営の存続までが危惧される状況となりましたが、自由民主党の諸先生の迅速な取組みにより当面の危機を回避することができました。
その後、幸いにも飼料等の価格は急速に下落しましたが、飼料価格の実勢は高騰以前に比べ未だ13千円/トン以上の価格差となっております。
更に昨年秋以降からの世界的かつ大規模な経済恐慌により鶏卵についても他の食品と同様に消費が大きく低迷しております。
以上の情勢等から養鶏生産者が今後共引き続き安定的に経営の継続ができますよう国におきましては特に以下の点について最大限の取り組みをされることをお願い致します。
お陰様で我が国の鶏卵産業は世界的にもトップレベルの水準に発展し、国際化が進展している中にあっても尚、95%の鶏卵自給率を維持し国民の食生活に大きく貢献している所であります。
しかしながら、平成18年秋以降に発生した飼料等生産資材の異常な高騰により鶏卵生産者は経営の存続までが危惧される状況となりましたが、自由民主党の諸先生の迅速な取組みにより当面の危機を回避することができました。
その後、幸いにも飼料等の価格は急速に下落しましたが、飼料価格の実勢は高騰以前に比べ未だ13千円/トン以上の価格差となっております。
更に昨年秋以降からの世界的かつ大規模な経済恐慌により鶏卵についても他の食品と同様に消費が大きく低迷しております。
以上の情勢等から養鶏生産者が今後共引き続き安定的に経営の継続ができますよう国におきましては特に以下の点について最大限の取り組みをされることをお願い致します。
記
1.卵価安定基金補てん基準価格の現状維持
最近の飼料価格等は引下げ傾向にはありますが、価格高騰以前に比べて未だ大きな価格差があるとともに、鶏卵価格についても低迷状態にあります。
このため平成21年度鶏卵補てん基準価格の決定に当たりましては、最低限、現在の基準価格(191円/㎏)を維持するとともに、補てん財源不足となる場合にあってはこの財源補完につき最大限のご配慮をお願い致します。
このため平成21年度鶏卵補てん基準価格の決定に当たりましては、最低限、現在の基準価格(191円/㎏)を維持するとともに、補てん財源不足となる場合にあってはこの財源補完につき最大限のご配慮をお願い致します。
2.配合飼料価格安定基金財源の安定的確保
鶏卵の生産費に占める飼料費は6割を超えることから、飼料の価格及び量的確保の安定は養鶏生産者にとりまして極めて重要なものであります。
しかしながら、平成18年秋以降における飼料原材料価格の異常高騰及びこれに伴なう配合飼料価格安定基金の発動により基金財源が不十分な状態にあります。
ついては養鶏経営の安定のため配合飼料価格安定基金財源の一層の充実・強化に最大限のご配慮をお願い致します。
しかしながら、平成18年秋以降における飼料原材料価格の異常高騰及びこれに伴なう配合飼料価格安定基金の発動により基金財源が不十分な状態にあります。
ついては養鶏経営の安定のため配合飼料価格安定基金財源の一層の充実・強化に最大限のご配慮をお願い致します。
3.飼料用米の生産・供給の拡大が必要
- モミ米利用が可能であり養鶏は最大のユーザーとなる可能性 -
鶏は生物学的に常に硬い飼料の供給を必要とすることから、モミ米による飼料米がより優れた利用方法となる。
配合飼料原材料の供給源の多元化のためにも、飼料米の生産・供給の拡大を積極的に進められるようお願い致します。
配合飼料原材料の供給源の多元化のためにも、飼料米の生産・供給の拡大を積極的に進められるようお願い致します。