高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム報告書の概要
(別添)
高病原性鳥インフルエンザ感染経路究明チーム
農場関係者の渡航状況等の調査の結果、農場関係者が発生国等へ旅行した際に我が国にウイルスを持ち込んだ可能性を裏付ける事実は確認されていない。 分離ウイルス株の遺伝子が中米で分離された株と相同性が高い(相同性94~97%)ことから、中米等の関係国政府と連携し、分離ウイルスの遺伝子情報や未承認ワクチンに関する情報収集等に努めたが、分離ウイルスの由来は明らかにすることはできなかった。 しかしながら、以下の理由から、中米由来ウイルス株から作出された未承認ワクチン又はウイルスそのものが持ち込まれて不法に使用された可能性は否定できない。
発生農場群と非発生農場群の発生に係る要因を比較分析するケースコントロールスタディの結果からも、水海道地区では、近接農場における近隣伝播が、小川地区を中心とした地区では、グループ農場内での鶏の移動、人・物の出入りなどが農場間伝播の主要な原因と考えられた。
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