茨城県におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場の確認について
プレスリリース
平成17年12月25日
農林水産省
茨城県におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場の確認について
1 農場の概要
茨城県小川町 採卵鶏飼養農場 飼養羽数:約3万1千羽(開放4鶏舎)
同 採卵鶏飼養農場 飼養羽数:約1万3千羽(開放2鶏舎)
2 経緯
(1)茨城県において、これまでの検査で陰性が確認された農場のうち、すべてのロットからの採材と採材場所の確認という条件を満たした上で2回連続して検査していない農場(19農場)において、鳥インフルエンザの再検査を実施しているが、このうち2農場において(40例目及び41例目)A型インフルエンザウイルスのH5亜型に対する抗体陽性鶏が確認された。なお、ウイルス分離検査結果は陰性であった。これに関し茨城県が公表した資料は別紙のとおり。
(2)この2農場については、先日12月18日に抗体陽性鶏が確認された農場と同様に新たに感染が拡大しているのではなく、過去におきた感染を摘発している可能性が高いことから、この間の経緯や問題点等について、詳細な調査を行うように県に対し指示したところ。
3 防疫対応等
(1)従来の防疫方針に基づき、今後、茨城県においては、
①当該農所においては、飼養鶏の殺処分、消毒等の防疫措置を実施するとともに、
②現在設定されている半径5㎞の移動制限区域を、当該区域内の農場の清浄性が確認されるまで継続する
こととしている。
(2)今回の事例の感染経路の解明のため、疫学調査を進めていく。
【報道機関へのお願い】
○ 現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあることから、厳に慎むようお願いします。
○ 今後とも、本病に関する情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者が根拠のない噂などにより混乱することがないよう、ご協力をお願いします。
○ 現在とられている防疫措置はいずれも鶏への本病のまん延を防ぐためのものです。
○ 鶏卵、鶏肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されていません。
○ 国内で鳥インフルエンザが発生したからといって、直ちに家庭等で飼育している小鳥等が感染するということはありません。
問い合わせ先
農林水産省消費・安全局動物衛生課
TEL:03-3502-8111(代表)
担当:川島(内線 3201)、石川(内線 3220)
03-3502-0767(直通)、03-3502-8292(直通)