茨城県のH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場におけるウイルスの分離について

プレスリリース

平成17年12月13日

農林水産省

茨城県のH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場におけるウイルスの分離について

 


1 農場の概要
 茨城県石岡市、採卵鶏飼養農場  約100万羽:ウインドゥレス11鶏舎)

2 経緯

(1)当該農場は、8月22日に、1鶏舎からH5亜型のA型インフルエンザウイルスの分離及びH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性が確認された。このため、当該農場では、弱毒タイプの防疫対応について(案)の農場監視プログラムに従い、ウイルスが分離された鶏舎における殺処分及び2週間間隔のウイルス分離検査を実施していた。

(2)その検査において、12月8日に採材した検体から、昨日、1鶏舎でウイルスが分離され、本日、独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構動物衛生研究所においてH5亜型のA型インフルエンザウイルスであることが確認された。

3 防疫対応等

(1)茨城県においては、当該農場の防疫対応については、9月2日に開催された食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会家きん疾病小委員会で了承された防疫対応(案)に基づき、ウイルスが分離された鶏舎(約9万羽)については殺処分を行うこととする。

(2)なお、当該農場はウイルスが容易に拡散しないことを確認することによって、農場監視プログラムが適用されている農場であることから、新たな移動制限は設定しない。

(3)当該事例等に関しては、今後、疫学調査を実施するとともに、得られたデータ等について専門家の意見を伺う予定である。


【報道機関へのお願い】
○ 現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあることから、厳に慎むようお願いします。
○ 今後とも、本病に関する情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者が根拠のない噂などにより混乱することがないよう、ご協力をお願いします。

○ 現在とられている防疫措置はいずれも鶏への本病のまん延を防ぐためのものです。

○ 鶏卵、鶏肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されていません。

○ 国内で鳥インフルエンザが発生したからといって、直ちに家庭等で飼育している小鳥等が感染するということはありません。

問い合わせ先
農林水産省消費・安全局動物衛生課

TEL:03-3502-8111(代表)
担当:川島(内線 3201)、石川(内線 3220)
03-3502-0767(直通)、03-3502-8292(直通)

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