プレスリリース

平成１７年１１月１４日

農林水産省

茨城県のＨ５亜型のＡ型インフルエンザウイルス抗体陽性農場におけるウイルスの分離について

１　農場の概要
　茨城県美野里町、採卵鶏飼養農場　（約７７万羽：ウインドレス９鶏舎）

２　経緯

（１）当該農場は、８月２２日にＨ５亜型のＡ型インフルエンザウイルス抗体陽性が確認されたことから、弱毒タイプの防疫対応について（案）の農場監視プログラムに従い、２週間間隔でウイルス分離検査を実施していた。

（２）その検査において、１１月１０日に採材した検体から、昨日、１鶏舎でウイルスが分離され、本日、独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構動物衛生研究所においてＨ５亜型のＡ型インフルエンザウイルスであることが確認された。

３　防疫対応等

（１）茨城県においては、当該農場の防疫対応については、９月２日に開催された食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会家きん疾病小委員会で了承された防疫対応（案）に基づき、ウイルスが分離された鶏舎（約８万羽）については殺処分を行うこととする。

（２）なお、当該農場を中心とした半径５ｋｍ以内にある農場は、３３例目及び３４例目の移動制限区域内に含まれており、清浄性が確認されるまでの期間、飼養鶏等の移動を制限している。

【報道機関へのお願い】
○　現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあることから、厳に慎むようお願いします。
○　今後とも、本病に関する情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者が根拠のない噂などにより混乱することがないよう、ご協力をお願いします。

問い合わせ先
農林水産省消費・安全局動物衛生課
TEL：03-3502-8111(代表)
担当：川島(内線 3201)、石川(内線 3220)
03-3502-0767(直通)、03-3502-8292(直通)