茨城県におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場の確認について
プレスリリース
平成17年11月4日
農林水産省
茨城県におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場の確認について
1 農場の概要
茨城県美野里町 採卵鶏飼養農場 飼養羽数:約30万羽
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うち 開放鶏舎 6鶏舎/約18万羽 ウインドレス鶏舎 2鶏舎/約12万羽 |
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2 経緯
(1)茨城県において移動制限区域の農場を対象に清浄性検査を実施していたところ去る10月31日、新たに抗体陽性農場(32例目)が確認された。
(2)当該抗体陽性農場(32例目)は、従前の検査において、家畜保健衛生所による採材が行われていなかったことが確認された。
(3)このため、県に対し、どうような事例の有無を調査させたところ、同様の事例が13農場(32例目を除く)で確認されたことから、改めてこれらすべての農場に家畜保健衛生所が立ち入り採材の上検査を実施するよう指示した。
(4)この結果、本日、1農場において、A型インフルエンザのH5亜型に対する抗体陽性(33例目)及びウイルス分離検査陰性が確認された。
(5)同様の事例のその他の12農場のうち、現在空舎の2農場以外の10農場については、抗体検査陰性及びウイルス分離検査陰性が確認された。
3 防疫対応等
(1)従来の防疫方針に基づき、今後、茨城県においては、
① 当該農場の防疫対応については、9月2日に開催された食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会第15回家きん疾病小委員会で了承された防疫対応(案)に基づき行うこととするとともに、
② 当該農場を中心として半径5kmの移動制限区域を設定し、当該区域内の農場については、清浄性が確認されるまでの期間、飼養鶏の移動を制限することとする。(移動制限対象:14農場/合計約93万羽)
(2)今回の事例の感染経路の解明にため、疫学調査を進めていく。
【報道機関へのお願い】
○ 現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあることから、厳に慎むようお願いします。
○ 今後とも、本病に関する情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者が根拠のない噂などにより混乱することがないよう、ご協力をお願いします。
○ 現在とられている防疫措置はいずれも鶏への本病のまん延を防ぐためのものです。
○ 鶏卵、鶏肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されていません。
○ 国内で鳥インフルエンザが発生したからといって、直ちに家庭等で飼育している小鳥等が感染するということはありません。
問い合わせ先
農林水産省消費・安全局動物衛生課
TEL:03-3502-8111(代表)
担当:川島(内線 3201)、石川(内線 3220)
03-3502-0767(直通)、03-3502-8292(直通)