茨城県におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場の確認について
プレスリリース
平成17年8月30日
農林水産省
茨城県におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルス 抗体陽性農場の確認について
1.農場の概要
茨城県東茨城郡小川町 | 採卵鶏飼養農場 | 7戸/約744千羽 | ||||||||||
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うち | 開放鶏舎 ウインドレス鶏舎 |
6戸/約504千羽 1戸/約240千羽 |
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2.経 緯
8月25日及び27日に茨城県小川町においてH5亜型のA型インフルエンザウイルスの抗体陽性農場が確認されたことを受け、これら移動制限区域内の農場を対象に検査を実施していたところ、14農場からA型インフルエンザウイルスの抗体陽性を疑う所見が得られた。本日、独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構動物衛生研究所において、うち7農場についてH5亜型に対する抗体が確認され、残り7農場については、引き続き検査を実施中である。なお、ウイルス分離検査については、現在実施中である。
3.防疫対応について
ア 当該農場の防疫対応については、従来の方針に基づき防疫措置を行うこととなるが、9月2日に開催される家きん疾病小委員会において、今後判明するウイルス分離検査結果、周辺地域の感染状況等を併せて審議することとする。
イ 抗体陽性が確認された農場を中心とした半径5㎞の区域に所在する農場については、清浄性が確認されるまでの期間、飼養鶏等の移動を制限することする。
【報道機関へのお願い】
○ 現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあることから、厳に慎むようお願いします。
○ 今後とも、本病に関する情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者が根拠のない噂などにより混乱することがないよう、ご協力をお願いします。
○ 現在とられている防疫措置はいずれも鶏への本病のまん延を防ぐためのものです。
○ 鶏卵、鶏肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されていません。
○ 国内で鳥インフルエンザが発生したからといって、直ちに家庭等で飼育している小鳥等が感染するということはありません。
問い合わせ先
農林水産省消費・安全局衛生管理課
TEL:03-3502-8111(代表)
担当:川島(内線 3201)、小倉(内線 3202)
03-3502-8206(直通)、03-3502-8292(直通)