埼玉県の鳥インフルエンザ発生に係る本県内の関連農場に対する防疫対応について
資料提供
平成17年8月22日(月)
農林水産部畜産課長 鹿志村 均
埼玉県の鳥インフルエンザ発生に係る本県内の関連農場に対する防疫対応について
本県内の関連3農場の検査を実施したところ、抗体検査では全農場陽性でしたが、ウイルス分離検査(一次)の結果、1農場の1鶏舎からのみ、H5亜型の鳥インフルエンザが分離されました。
これらの結果等について、家きん疾病小委員会委員の意見を聞いたところ、3農場のうち開放鶏舎で飼養しているイセファーム涸沼農場(162,000羽)については、全羽殺処分するが、ウインドレス鶏舎(窓のない鶏舎)で飼養している(有)つくばファームについては、ウイルスが分離された鶏舎の鶏(約100,000羽)のみ殺処分し、残りは監視を続けることとなりました。
この結果を踏まえ、本日付けで3つのそれぞれの農場を中心とした半径5㎞圏内の移動を制限するとともに、イセファーム涸沼農場の全羽、つくばファームの一鶏舎分の殺処分を命令しました。(殺処分羽数は合計約26万羽)
1.関連3農場のウイルス分離検査(一次)結果
農場名(飼養形態) | 住所 | 飼養規模 | 検査結果 | 対応 |
イセファーム(株) 美野里農場 (ウインドレス鶏舎) |
美野里町 小岩戸 |
800,000羽 | 抗体陽性 ウイルス分離陰性 |
監視下に置く (殺処分しない) |
イセファーム(株) 涸沼農場 (開放鶏舎) |
水戸市 下野町 |
162,000羽 | 抗体陽性 ウイルス分離陰性 |
全羽殺処分 (162,000羽) |
(有)つくばファーム (ウインドレス鶏舎) |
石岡市 三村 |
1,110,000羽 | 抗体陽性 一鶏舎でウイルス分離陽性 |
ウイルス分離された1鶏舎のみ 殺処分(約10万羽) (残りは監視下に置く) |
2.関連3農場を中心とした半径5㎞圏内の農場数(当該農場含む)
(1)イセファーム美野里農場
対象農場数:15(うち採卵11、ブロイラー4)
飼養羽数:約138万6千羽
(2)イセファーム涸沼農場
対象農場数:14(うち採卵12、ブロイラー2)
飼養羽数:約34万6千羽
(3)(有)つくばファーム
対象農場数:4(うち採卵3、肉用鶏1)
飼養羽数:約116万5千羽