埼玉県におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場の確認について

平成17年8月18日
食品安全局

埼玉県におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場の確認について

 


1.農場の概要
埼玉県鴻巣市 採卵鶏飼養農場(約9万8千羽飼養)

2.経 緯
 埼玉県において、全国一斉サーベイランスの一環として、当該農場の飼養鶏の抗体検査を実施していたところ、8月16日にA型インフルエンザウイルスの抗体陽性を疑う所見がみられた。  このため、独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構動物衛生研究所において、H亜型の同定検査を実施していたところ、本日、H5亜型に対する抗体であることが確認された。なお、ウイルス分離検査については、現在実施中である。

3.検査結果

 
(1)  埼玉県において、担当家畜保健衛生所が当該農場の立入検査を行い、臨床症状の確認等を行ったが、臨床的な異常等は確認されていない。
(2)  今回の事例について、食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会家きん疾病小委員会の委員からは、以下のような意見があった。
   
 当該農場については、H5亜型に対する抗体が確認されたことから、疑似患畜として早期にとう汰することが望ましい。
 当該農場を中心として半径5㎞の移動制限区域を設定し、当該区域内の農場については、清浄性が確認されるまでの期間、飼養鶏等の移動を制限すること。
 併せて当該農場の疫学関連農場等の調査を早急に実施すること。


【報道機関へのお願い】
○ 現場での取材は、本病のまん延を引き起すおそれもあることから、厳に慎むようお願いします。
○ 今後とも、本病に関する情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者が根拠のない噂などにより混乱することがないよう、ご協力をお願いします。


○ 現在とられている防疫措置はいずれも鶏への本病のまん延を防ぐためのものです。

○ 鶏卵、鶏肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されていません。

○ 国内で鳥インフルエンザが発生したからといって、直ちに家庭等で飼育している小鳥等が感染するということはありません。

問い合わせ先
農林水産省消費・安全局衛生管理課

TEL:03-3502-8111(代表)
担当:小倉(内線 3202)、石川(内線 3223)
03-3502-8206(直通)、03-3502-8292(直通)

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