茨城県の移動制限区域内におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場の確認について
プレスリリース
平成17年7月27日
農林水産省
茨城県の移動制限区域内におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場の確認について
昨日、茨城県の移動制限区域内の農場において、H5亜型A型インフルエンザウイルスに対する抗体陽性が確認されたことを踏まえ、食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会家きん疾病小委員会の委員から以下のような意見があった。
1. 当該農場について
当該農場については、H5亜型に対する抗体が確認されたことから、現時点でウイルスの存在が否定できないので、疑似患畜として早期にとう汰することが望ましいこと。
2. 移動制限について
当該農場を中心とした半径5㎞以内に所在する農場については、新たに移動制限区域を設定し、清浄性が確認されるまでの期間、飼養鶏等の移動制限すること。
なお、6月26日に確認された本病の発生を受け移動制限の対象とされた周辺農場のうち新たな移動制限区域からはずれるものについては、第2次清浄性確認検査で陰性が確認されれば、移動制限を解除して差し支えないこと。
3. 疫学関連農場について
今般の発生の経緯を確認するため、当該農場の疫学関連農場等の調査を早急に実施すること。
【報道機関へのお願い】
○ 現場での取材は、本病のまん延を引き起すおそれもあることから、厳に慎むようお願いします。
○ 今後とも、本病に関する情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者が根拠のない噂などにより混乱することがないよう、ご協力をお願いします。
○ 現在とられている防疫措置はいずれも鶏への本病のまん延を防ぐためのものです。
○ 鶏卵、鶏肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されていません。
○ 国内で鳥インフルエンザが発生したからといって、直ちに家庭等で飼育している鳥が感染するということはありません。
連絡先
農林水産省消費・安全局衛生管理課
TEL:03-3502-8111(代表)
担当:小倉(内線 3202)、石川(内線 3223)
03-3502-8206(直通)、03-3502-8292(直通)