茨城県の移動制限区域内におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場の確認について
プレスリリース
平成17年7月26日
農林水産省
茨城県の移動制限区域内におけるH5亜型のA型インフルエンザウイルス抗体陽性農場の確認について
1. 農場の概要
茨城県水海道市、採卵鶏飼養農場(飼養羽数:約3万5千羽)
2. 経 緯
6月26日に茨城県において確認された高病原性鳥インフルエンザ(弱毒タイプ)の発生を受け、移動制限区域内の11農場を対象に清浄性確認のための検査を茨城県で実施していたところ、7月25日、これらのうち1農場(1鶏舎)から採材した検体でA型インフルエンザウイルスの抗体陽性を疑う所見が見られた。
このため、同日、独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構動物衛生研究所において、H亜型の検査を開始し、本日、H5亜型に対する抗体であることが確認された。
なお、この他の10農場については、これまでの清浄性確認検査において、A型インフルエンザウイルス抗体は陰性であり、現在、手順に従いウイルス分離検査を継続中である。
3. 防疫対応
① 当該農場の飼養鶏については、H5亜型に対する抗体が確認されたことから、疑似患畜として取り扱う。なお、当該農場の飼養鶏の処分については、専門家の意見を踏まえ対応することとする。
② 当該農場を中心とした半径5㎞以内に所在する農場については、清浄性が確認されるまでの期間、飼養鶏等の移動を制限する。
③ 併せて、疫学関連農場等の調査を早急に実施する。
【報道機関へのお願い】
○ 現場での取材は、本病のまん延を引き起すおそれもあることから、厳に慎むようお願いします。
○ 今後とも、本病に関する情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者が根拠のない噂などにより混乱することがないよう、ご協力をお願いします。
○ 現在とられている防疫措置はいずれも鶏への本病のまん延を防ぐためのものです。
○ 鶏卵、鶏肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されていません。
○ 国内で鳥インフルエンザが発生したからといって、直ちに家庭等で飼育している鳥が感染するということはありません。
問い合わせ先
農林水産省消費・安全局衛生管理課
TEL:03-3502-8111(代表)
担当:小倉(内線 3202)、石川(内線 3223)
03-3502-8206(直通)、03-3502-8292(直通)