[資料2] 全国一斉サーベイランスの実施について

資料2


平成17年7月
農林水産省

全国一斉サーベイランスの実施について

 


1 目的
本年6月、茨城県下の採卵鶏飼養農場において、感染した鶏に明確な臨床症状をもたらさない弱毒タイプのH5N2亜型のA型インフルエンザウイルスが初めて確認された。
 このため、国内の他の地域においても、この種のウイルスが存在する可能性は否定できないことから、本ウイルスの浸潤状況を把握し、もって的確な防疫対策に資するものとする。

2 方法

(1)検査戸数

○福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県:
当該県内の採卵鶏飼養農場(飼養羽数1,000羽以上の農場に限る。以下同じ。)の6割以上

○その他の都道府県:
当該都道府県内の採卵鶏飼養農場の3割以上
※対象農場については、無作為抽出により選定

(2)採材羽数  1農場10羽以上

(3)検査方法
 血清抗体検査(ゲル内沈降反応)、その他必要な検査(死亡羽数の増加、産卵率の低下等何らかの臨床的な異常が確認された場合その他必要と認める場合には、ウイルス検査等も実施。)

3 期間、結果の報告及び公表
サーベイランスの期間は9月16日までとし、結果については毎週1回、都道府県からの報告を受け、公表。ただし、血清抗体検査において陽性が確認された場合には、検査結果の精査、ウイルス検査等を実施し、血清亜型が確認された段階で公表。

4 防疫対応
 高病原性鳥インフルエンザ抗体が確認された段階で、家きん疾病小委員会(食料・農業・農村政策審議会)の意見を聴き、防疫指針に即した措置を実施。

5 その他
 家きん飼養者、獣医師等の関係者に対し、早期発見・早期通報の徹底について、再度、助言又は指導を徹底し、通報のあった場合には直ちに必要な検査を実施。


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