高病原性鳥インフルエンザとは
高病原性鳥インフルエンザとは
1 原因(病原体)
高病原性鳥インフルエンザウイルスと判定されたA型インフルエンザウイルス又はH5若しくはH7亜型のA型インフルエンザウイルス
2 感受性動物
鶏、あひる、七面鳥、うずら等
3 症状
神経症状(首曲がり、沈うつ等)、呼吸器症状、消化器症状(下痢、食欲減退等)が主な症状。
4 伝播様式
鳥から鳥へ直接伝播する他、ウイルスに汚染された水、排せつ物等を介して伝播する。また、人、車輛等を介して機械的に伝播する。
5 発生状況
(1) 国内
1925年(大正14年)に発生して以来、2004年(平成16年)に79年ぶりに発生
(2)外国
東南アジア、北米、EU等
6 診断法
(1) 臓器、糞便からのウイルス分離を行う。
(2) 血清学的検査で抗体の確認をする。
7 予防法
ワクチンはあるが、感染を防ぐ効果が不完全で、我が国のように本病の続発がない状況でワクチンを予防的に使用した事例は世界的にない。
8 治療法
(1) なし
(2) 我が国で発生した場合は、摘発・とう汰等によりまん延を防止する。