Q熱報道に係る要請書の提出について(依頼)

平成14年12月24日

厚生労働省
 医薬局食品保健部長
     尾嵜 新平 殿
 健康局長
     高原 亮治 殿

社団法人 日本養鶏協会
会 長  中須 勇雄
社団法人 日本卵業協会
会 長  清澤 盛雄


最近のQ熱報道に係る各種ご指導について(依頼)

 謹啓 ご案内の通り、我が国の養鶏生産者については年間鶏卵生産量253万トン(産出額4,000億円超)、国内自給率95%と我が国農業の基幹作目として重要な位置を占めるとともに、全国の養鶏生産者は一般消費者に対して日夜良質な鶏卵の安定的な生産・供給に努めているところであります。
 こうしたなか、今般、一部週刊誌等において鶏卵、特に我が国における伝統的な食習慣である鶏卵の生食については、Q熱汚染により危険性である旨の極めて刺激的な内容の記事が掲載され、国内各方面の鶏卵に係る生産・流通関係者に甚大な不安感を惹起している現状にあります。また、鶏卵についての賞味期限は生食のために設定していることもあり養鶏関係団体に、この報道内容の事実関係及び、この対応等についての照会が頻発している現状にあります。
 つきましては、以上の事情から貴省におかれましては、下記の諸点について関係業界、関係者及び一般消費者への不安感対策の観点から適切なるご指導及びご教示等をお願い致します。

1. Q熱の疾病としての特性、国内汚染及びその被害の実態について
特に鶏卵への病原体の移行、及びこの生食によるQ熱感染の事実関係について

2.

Q熱の具体的な予防対策、診断及び治療方法について

3.

仮に鶏卵がQ熱病原体を有する場合における効果的な病原体不活化方法について
特に鶏卵を生食する場合の留意点について

4.

Q熱問題について適切なるご教示等が依頼できる医学関係者のご紹介について

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