農林水産省
疑似患畜の確認について
・宮崎県の農場で飼養されている鶏について、本日未明、家畜伝染病である高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜であることを確認しました。 ・これに先立ち、昨夜、「農林水産省 高病原性鳥インフルエンザ防疫対策本部」を開催し、今後の対応方針を決定しました。 ・当該農場は、感染が疑われるとの報告があった時点から飼養家きん等の移動を自粛しています。なお、家きん卵、家きん肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されていません。 ・現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあること、農家の方のプライバシーを侵害しかねないことから、厳に慎むよう御協力をお願いいたします。 |
1.農場の概要
飼養状況:種鶏 約10,200羽
2.緯経
(1)昨日、宮崎県は、死亡鶏(36羽)の通報を受けて農場の立入検査を実施。
(2)インフルエンザ簡易検査で7羽中6羽陽性。
(3)同県は当該農場に対し、家きん等の移動の自粛を要請するとともに、追加検査のため採材。
(4)本日未明、家畜保健衛生所の遺伝子検査の結果、H5亜型であることを確認。
死亡鶏の状況も合わせて考慮し、高病原性鳥インフルエンザ疑似患畜と確認したところ。
3.今後の対応
1 「高病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針」に基づき、当該農場の飼養家きんの殺処分及び焼埋却、移動制限区域の設定等の必要な防疫措置を迅速かつ的確に実施。
2 移動制限区域内の農場について、速やかに発生状況確認検査を実施。
3 感染拡大防止のため、発生農場周辺の消毒を強化し、主要道に消毒ポイントを設置。
4 感染状況、感染経路等を正確に把握し、的確な防疫方針の検討を行えるようにするため、農林水産省の専門家を現地に派遣。
5 宮崎県の殺処分・焼埋却等の防疫措置を支援するため、動物検疫所から「緊急支援チーム」を派遣。
6 現場状況を把握し、国と県の緊密な連携を図るため、松木政務官を宮崎県に派遣。
7 全都道府県に対し、本病の早期発見及び早期通報の徹底を通知。
8 関係府省と十分連携を図りつつ、生産者、消費者、流通業者等への正確な情報の提供に努める。
4.その他
(1)当該農場は、感染が疑われるとの報告があった時点から飼養家きん等の移動を自粛しています。なお、家きん卵、家きん肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスが人に感染することは世界的にも報告されていません。
(2)現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあること、農家の方のプライバシーを侵害しかねないことから、厳に慎むよう御協力をお願いいたします。
(3)今後とも、迅速で正確な情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者が根拠のない噂などにより混乱することがないよう、御協力をお願いします。
消費・安全局動物衛生課
担当者:伏見、山野
代表:03-3502-8111(内線4581)
ダイヤルイン:03-3502-5994
FAX:03-3502-3385