高病原性鳥インフルエンザの疑いのあるウイルスの分離について
プレスリリース
平成21年3月9日
農林水産省
高病原性鳥インフルエンザの疑いのあるウイルスの分離について
今後、(独)農研機構動物衛生研究所において、H亜型等の確認検査を行いますが、臨床症状からみて、強毒性の可能性は小さいと考えられます。
なお、愛知県は、本日より、当該農場の周囲半径5km内での家きん等の移動自粛を要請しています。
1.農場の概要
愛知県豊橋市杉山町、採卵用うずら飼養農場(飼養羽数:約11万羽)
2.経緯
(1)1例目の移動制限区域内の農場の清浄性確認のための検査において、抗体検査で陽性を示したうずら飼養農場について、愛知県が再検査を行ったところ、本日、高病原性鳥インフルエンザの疑いのあるウイルスが分離されました。
(2)今後、(独)農研機構動物衛生研究所において、H亜型等の確認検査(H5又はH7は高病原性)を行いますが、臨床症状からみて、強毒性の可能性は小さいと考えられます。
(3)なお、愛知県は、本日より、当該農場の周囲半径5km内での家きん及び病原体付着のおそれのある物品の移動自粛を要請しています。
新たに移動自粛対象となる農場は採卵鶏2戸(約14万5千羽)です。
家きん卵、家きん肉を食べることにより、鳥インフルエンザウイルスがヒトに感染することは世界的にも報告されていません。
うずら卵・うずら肉を食べることによって、鳥インフルエンザがヒトに感染することは考えられず、うずら卵・うずら肉は「安全」と考える旨の食品安全委員会委員長談話が公表されています。
【報道機関へのお願い】
1.現場での取材は、本病のまん延を引き起こすおそれもあることから、厳に慎むようお願いします。
2.今後とも、本病に関する情報提供に努めますので、生産者等の関係者や消費者が根拠のない噂などにより混乱することがないよう、ご協力をお願いします。
【お問い合わせ先】
消費・安全局動物衛生課
担当者:山本、星野
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