別 紙



件名    :人獣研について(再送)>
本文
-----------------------------------------------------------
人獣研所長 巽典之殿
鶏鳴新聞社殿
日本養鶏協会殿
戸谷真理子殿
キューピーマヨネーズ殿
味の素殿


人獣研(巽典之所長)が関与する食の安全協会のHPに
切明義孝の名前が掲載されている件について


表記について、私 切明義孝は人獣研のコクシエラ菌感染実験結果について個人的に国に検証を求めたことがございますが、これについては既に国の結論が出されており、私 切明義孝は全面的に国の結論を尊重していることを表明いたします。また、食の安全協会には該当HPより私切明義孝の名前を削除するよう求めていく所存です。
なお、昨日と本日、人獣研に電話し、食の安全協会担当の福田氏にHPから私の名前を削除するよう要求したことをもうしあげます。


”団体名及びURLは削除”


まず、私は食の安全協会やいかなる団体にもこのような文書配布を許可しておりません。
この件については既に2004年6月、スイス政府 Andreas Baumgartner氏とともに人獣研において検証を行い、マヨネーズから菌が検出されないことを確認しており、数回実施されたマウス十数匹の経口感染実験(分離)の結果は再三の催促にもかかわらずご提出いただけず、マヨネーズおよび鶏卵からのコクシエラ菌の分離を確認できませんでした。


”団体名及びURLは削除”


また、私の上申により調査を行っていただいた国の結論もマヨネーズおよび鶏卵からのコクシエラ菌の分離や感染の可能性を否定するものでございました。
そして私はこの見解を支持しております。


しかしながら後日、人獣研から添付文書の論文原稿が送られてきました。
これによると人獣研で行われた実験では菌が証明されなかったにもかかわらず、あたかも生菌が分離されたかのように結論が書きかえられておりました。
この件について巽典之氏には何回もデータを提出するよう求めてきましたが今日に至るまで裏づけとなるデータのご提供がございません。
このため、現在私は人獣研のコクシエラ菌感染実験結果を全く支持しておらず、人獣研と食の安全協会のHPおよび関連する全ての著作物から私 切明義孝の名前を削除するよう繰り返し申し入れを行ってきたところでございます。


しかしながら、人獣研と食の安全協会は現在も下記のように切明義孝の名前を利用し続けています。


”団体名及びURLは削除”


上記のページに「大田区保健所 切明義孝先生、および国立金沢大学 山口和男先生による、卵のマウスによるコクシエラ菌感染実験結果を追試し、早急に、国として安全性を確認していただきたい。」という一文がそれです。
(2003年10月14日 意見書)


人獣研による騒動を早期終息させるため、私は個人として国に人獣研のコクシエラ菌感染実験結果を検証するよう要望しましたが、上記のような文書配布には同意しておりません。また、所属など個人情報の開示も許可しておらず、個人情報保護法に違反しております。
疫学的に鶏卵やマヨネーズと関連するQ熱患者が発見されておらず、しかも、人獣研の実験でも菌が分離できなかったため、私は国の結論を尊重しています。
私の立場については既に巽先生に明確に伝えてあるにもかかわらず、個人情報保護法を無視して今も切明義孝の名前を無断で利用する人獣研に憤りを感じております。


最後になりますが、切明義孝は人獣研のQ熱騒動について、2004年6月、スイス政府 Andreas Baumgartner氏とともに人獣研にて行った実験により完全に否定されたと考えており、国の見解のとおり、卵やマヨネーズはQ熱の感染源にならないと確信しております。


以上 ご連絡申し上げます。



このページの先頭へ

前のページ