どんな料理にも相性ピッタリで、そのまま使える手軽さがうれしい、たまご。まさに、料理ビギナーの強い味方です。たまご料理にトライする前に、その特徴をちょっと知っておくと便利ですよ。
Q、卵黄のとり出し方は?
A、たまごをボウルなどに割り、手ですくうと、指の間から卵白が切れて卵黄が残ります。割ったカラを使って卵黄をとり出す方法もありますが、初心者向きではありません。
Q、カラザはとった方がいい?
A、卵白の部分に白いひも状のものがあり、これを「カラザ」といいます。とり除くという人もいるようですが、カラザも栄養豊富なので、できるだけ食べるようにしましょう。
Q、ゆでたまごをキレイにむくには?
A、新鮮なたまごほど炭酸ガスを多く含み、それがゆでるとふくらむために、卵白とカラがくっついてむきにくくなるのです。ゆで上がったらすぐに冷水で冷ますと、むきやすくなります。


 新鮮なたまごを、あたたかいごはんにかけて食べる"たまごかけごはん"。簡単でおいしく、誰にも親しまれてきた日本独特のファーストフードといえます。
 あらゆる栄養素の宝庫といわれるたまご。なかでも、注目に値するのはたんぱく質であり、9種類の必須アミノ酸をバランスよく、しかも豊富に含んでいます。たまごのたんぱく質が食品の中でも最も"良質"といわれるのは、そのためです。その「たまごとごはん」を組み合わせることによって、アミノ酸バランスはさらにアップします。




●材料(2人分)
・たまご 2個 ・牛乳 2カップ ・砂糖 大さじ2
・バニラエッセンス 少々


●つくり方
すべての材料をミキサーにかけるか、よくかき混ぜればでき上がり。




 たんぱく質の栄養価はアミノ酸バランスによって決まります。必須アミノ酸は、どれか一つでも基準値に達していないものがあれば、効率よく働かないという性質があります。
 米には必須アミノ酸のスレオニンとリジンが不足していますが、それを補うのがたまご。たまごは米に足りない必須アミノ酸のリジンやスレオニンをたっぷり含んでいるので、「たまごと米」を組み合わせてとれば、アミノ酸バランスがアップします。


(右の図)
● 必須アミノ酸には、この他に幼児期に必要なヒスチジンがあります。資料/五訂日本食品標準成分表


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