たまごの賞味期限表示は、「安心」のためのメッセージです。

たまごの賞味期限表示は、「安心」のためのメッセージです。 平成11年、食品衛生法施行規則の改定によって義務化された賞味期限表示は、たまごを安心して、「生で食べられる期限」を示したものです。確かな安心のメッセージであることを、皆さんに改めてご理解いただくために、賞味期限表示について見直してみましょう。おいしく健康によいたまごを、これからも、安心して食べていただくために。
 
賞味期限は、「生で食べられる期限」を表示。
 たまごのサルモネラ菌の汚染率は0.03%程度といわれ、極めて低いものです。また、仮にあったとしても、菌数はたまご1個当り数個程度であり、常温でも一定期間内は繁殖することはないので、食中毒の起こる心配はありません。しかし、その一定期間内を過ぎると、菌が急速に増殖を始めます。
 そこで、完全に食中毒を防止するためにも、菌が増殖を始める前までの期間を、たまごを安心して、「生で食べられる期限」とし、賞味期限を表示しているのです。では、その賞味期限は具体的にどのように設定されているのでしょうか。
 
賞味期限の設定は、保存温度がカギを握っています。


 サルモネラ菌の増殖が起こらない期間は、たまごの保存温度によって決まります。英国のハンフリー博士の研究に基づいて算出されたものであり、その期間は、夏は短く、冬は長くなります。
 賞味期限は、この算出された期間に、家庭における冷蔵保存(10℃以下)の7日間を加えたものです。

 
たまごを生食できる期限の算出根拠は、サルモネラ菌による食中毒防止の点から、サルモネラ菌の菌数の変化を基準としていますが、賞味期限はその範囲内で卵質の変化などを考慮して設定しています。
賞味期限には、購入後に家庭で冷蔵庫(10℃以下)に保管される期間を含んでいますので、購入の際には、表示をよく確認し、賞味期限までに7日間以上あるものを買いましょう。

■たまごの保存温度と生食できる日数(理論値)
保存温度(℃) 日 数
10 57
11 55
12 51
13 49
14 45
保存温度(℃) 日 数
15 43
16 40
17 38
18 35
19 33
保存温度(℃) 日 数
20 30
21 27
22 26
23 25
24 22
保存温度(℃) 日 数
25 21
26 19
27 17
28 16
29 15


設定条件

東京において特別の保冷などを行わない常温(外気温)での流通後に、家庭などで冷蔵庫(10℃以下)で7日間保管する場合。


過去5年間のデータをもとに、各月の平均気温を出します。さらに、その平均気温を基に季節の区分を設けます。

■東京における5年間(平成9年~13年)の各月の平均気温
12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
平均
気温
8.9 6.2 6.7 10.0 15.3 19.8 22.5 26.8 27.5 24.5 19.2 13.8

夏 期(7~9月) 春秋期(4~6月、10~11月) 冬 期(12~3月)

各季節の区分のうち平均気温の最も高い月を、区分のうちの基準月、そしてその気温を基準気温とします。
 
「たまごの保存温度と日数」によると、生食できる期限は次のようになります。

夏 期(7~9月) 採卵後16日以内
春 秋 期(4~6月、10~11月) 採卵後25日以内
冬 期(12~3月) 採卵後57日以内

現在、実際に市販されているたまごは、より新鮮・安全なものをお届けするために、「たまごの保存温度と生食できる日数」の表から算出されるよりも短い日数を賞味期限として設定しています。
 
賞味期限が過ぎたら、できるだけ早く加熱調理をしてから食べてください(加熱調理とは、中心温度70℃で1分相当が目安です)。
 さらに、ひびの入っているたまごは、生食を避け、加熱調理をしてから食べてください。
 
 
「賞味期限表示」は他にも安心のメッセージがいっぱい。

表示は、産まれたたまごを洗卵、検卵、選別、包装、出荷するGPセンターが責任をもって行います。パック詰めなど容器包装されたたまごのすべてに、この表示が適用されます。
原産地の表示は、採卵を行った施設(飼養地)が記載されている場合は省略できますが、選別包装を行った施設の所在地を記載している場合は、原産地としての「国産」や「○○県産」などの表示が必要です。
その他、賞味期限、保存方法(10℃以下で冷蔵保存)と使用方法を記載。生食も加熱調理の場合も、安心して食べられるように配慮されています。
 
 
  たまごは、ほぼ100%国内産です。飼料安全法により抗生物質、抗菌製剤の使用は一切認められておりませんので、国内産のたまごには、これらの物質は含まれておりません。
 だから、原産地表示は安心してたまごをおすすめする自信のしるしでもあるのです。
 
1、 賞味期限とは、たまごを安心して「生食」できる期限を表示したものです。
2、 ひびが入っているたまごは、生食を避け、加熱調理をしてから食べてください。

賞味期限が過ぎても食べられなくなるわけではありません。
賞味期限が過ぎたら、できるだけ早く加熱調理をして食べてください(黄身も白身も充分に固くなるまで加熱調理してください)。

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